シマショク~食育in東京の島~ポスター
ホーム > 施設案内 > 保健センター・診療所等 > さわやか健康センター > 食育事業 > シマショク~食育in東京の島~ポスター
シマショク~食育in東京の島~ポスター
島、と言っても、郷土料理や特産物の食材など、少しずつ異なります。
島しょ地域のうち、5町村(大島町・新島村・神津島村・三宅村・八丈町)の役場には行政栄養士が配置されており、地域住民の栄養・食生活について考え、それぞれの風土や特徴にあった食の取り組みをしています。
今回、お互いの食育活動を広くPRできたら、という思いでポスターを一緒に作りました。
大島町「郷土料理教室」
大島町栄養士会では、郷土料理集の作成や料理教室など、大島でとれる食材を使った料理や郷土料理の伝承に取り組んできました。
この郷土料理の聞き取り書は、広く大島に住んでいる方々にお話をうかがい、べっこう(漬けダレ)や明日葉ごはんなど、よく食べられているものから、冠婚葬祭などでしか作られない郷土料理や大島の食材なども紹介しています。
くわしくは大島町ホームページをご覧ください。
新島村「だしで味わう和食の日」
毎年11月24日(いい(11)日(2)本食(4)の日)は、新島、式根島すべての給食施設(保育園、小学校、中学校、老人ホーム)で、「だしをきかせた具だくさんの汁ものを含む和食給食」にそろえています。
和食の要である「だし」を活用すると食塩や砂糖が控えめでも、おいしく食べることができます。新島村は食事調査の結果から、食塩の摂取量が島しょ地域の中でも多い事が分かったことから、子どもの時期から「だし」の旨味を改めて実感し、当日の給食や配布資料、体験教室などを通して、村内の各園・学校・施設が一斉に取り組んでいます。
神津島村「学び、楽しみ、伝える食育」
神津島の食育は、楽しみ、学び、伝える、を基本に実施しています。
神津島は漁業の盛んな島です。小学生は伝統ある伊勢海老漁について学びました。漁師や漁協組合長からは伊勢海老漁の手法を、仲買人からは海老の買取りや出荷について、地域の方々からたくさんのことを学び、島の子どもたちに伝えています(ポスター写真)。
また、食への興味や関心をもてるよう、調理の機会を増やし、郷土料理や島の食材を使った料理を楽しんでいます。
三宅村「小中学生さつまもち作り」
三宅村では保育園から高校までが連携して食育事業を進めています。食育の授業では、村の栄養士会と協力して、農業科の高校生が栽培したさつま芋で、小中学生が一緒に郷土料理「さつまもち」を作りました。
三宅島には田んぼがなく、もち米は貴重なため、さつま芋を入れたおもちを作るようになったと言われています。さつま芋は、冬の西風が吹く晴れた日に蒸して、つぶして、天日干しし、もち米と一緒におもちにするのでとても手間がかかりますが、ほんのり甘くてみんな大好きです。
八丈町「地場食材を使った教室」
自然に囲まれた八丈島では、地場産物がたくさんあります。高温多湿な気候でも日持ちする「島寿司」や乾燥させたさつま芋を煮た「きんぼし」(写真)などの郷土料理があり、地元食材を使った郷土料理教室を行っています。
八丈町の第2次八丈島食育推進計画では「あ・し・た・ばの合言葉で健康と長寿の島づくり」をテーマに、子ども・大人・高齢者と食の提供者とを区分し、各ライフステージごとに定めた目標に取り組んでいます。ホームページには八丈町郷土料理レシピを掲載しています。